夢のない日々
9 9, 2009

このごろあまり夢を見なくなった。 見ることは見ているのだろうけれど、夢を見てから8分以内に目覚めることができなくなったので、覚えていられないだけなのかもしれない。 いずれにせよ、夢を見られないのは、つまらない。 それにしてもこのところ凄まじい暑さが続く。 いしいしんじさんの「ぶらんこ乗り」を読む。 姉と弟がメインの物語だ。 前半すごくよかったけど、後半のあまりに哀しい展開に、ついていけなくなる。 なぜだか「最後のひとは」を思い出してしまった。 私にも弟がいるけど。弟はいつも私に優しかった。口は悪かったけど。 私が病気になって寝込んだりすると、 「いつもいじめられてるけどな」と言いながら、額にあてるタオルを何度もかえてくれた。 なぜだか私は手の冷たい子が異常に好きだった。 どれだけ可愛い子でも手が冷たくなければダメだった。 だから、弟の手をさわって、冷たくないと 「あかん。ぜんぜん。つめたない。かわいない。あっちいき」 なんて言っていじめていた。 そしたら弟は、いっしょうけんめい手を水で冷やしてくるんだ。 私は、弟には全然優しくなかった。 こきつかって、いじめてばかりだった。鬼のような姉だった。 ずいぶんとかわいそうなことをしてしまった。ごめんよ。

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